こんな疑問に答えていきます。
理学療法士をやっていると、新人からベテラン理学療法士まで「辞めたい」「転職したい」と不満を聞くことが多いです。
かくいう、ぼくも辞めたい。と思っている一人のだったので、気持ちはわかります。(現在は転職に成功しました)
辞めたい、転職したいと思ってしまう理由は、給料が少ないのに残業は多い、休日も少ない、人間関係に疲れたなどが原因になっていることが多いです。
このような理由は、実際にリハビリ業界で働いてみないと分からないです。
この記事では、新人からベテラン理学療法士が「辞めたいと思う5つの理由」とその問題を解決するためには、どうしたらいいのかを書いていきます。
新人・ベテラン理学療法士が辞めたい(転職したい)と思う5つの理由
以下に挙げた理由は、多くの方が当てはまる方は多いです。
これは転職する理由にもなるので、深刻な問題。
- 給料・休みが少ない
- 人間関係に疲れる
- 生涯学習に疲れる。休日返上で勉強することに疲れた
- 他の病院・施設でスキルアップしたい
- リハビリ以外の仕事がしてみたい(自分のやりたいことが見つかった)
ぼくも例外なく当てはまりました。あなたはどうでしたか?何個当てはまりましたか?
特に人間関係には疲れてしまいます。転職したい理由のトップ3には入っているのは「人間関係」です。
その他にも、給料や休みが少ないのは不満のひとつ。
ストレスや疲れない仕事はないですが、上記のような理由でリハビリ業界を辞めていく方は多いです。
新人のときはやる気に満ちあふれて、やりがいのある仕事だな。と、感じた人も多いと思います。
それがいつの間にか、仕事がつまらなくなり、流れ作業になってしまい、病院や施設に「やりがい搾取」にあっているかもしれません。
一つの仕事を10、20年と長く勤めている方は、本当にすごいと思います。
一つの仕事を長く続けられる理由は、「給料」「休日」「人間関係」などのどれか一つでも満足いくから、同じ職場で頑張って仕事が出来るからです。
上記に上げた5つの理由を、細かく説明し、問題の解決方法を書いていきます。
① 理学療法士は給料・休日が少ない
理学療法士の現状
- 平均年収は約400万
- 休日98〜107日(就職先による)
- サービス残業(就職先による)
これは「転職」や「退職したい」という理由の中で、もっとも多いです。
理学療法士・作業療法士の仕事は思った以上に「肉体労働」です。
その割りには、給料も休日も少ない…
よく理学療法士を表現する言葉として「白衣を着た土方」と言われるぐらいです。差別用語とかでなく、表現としてですので誤解がないように。
しかも肉体労働だけでなく、接客業なので精神的にも疲れてしまいます。
給料に関しては、勤務先にもよるので一概に言えないけど、診療報酬、介護報酬は改正の度に年々減少傾向にあります。
最近では、リハビリに力を入れている病院や施設などもたくさんあるので「土日、祝日もリハビリやっています!」を謳い文句に経営しているところも多いです。
実際にぼくが勤務していたところは、診療報酬、介護報酬が減収してしまうから、出勤日数を増やして収益をカバーしていました。
「理学療法士でも不利益変更されました!不利益変更されたらやるべきこと」では休日が減らされたことを詳しく書いてあるので、読んでみてください。
出勤日数が増えても、給料は増えないし、昇給率も少ない、休日も少ないとなるとスタッフのモチベーションは下がる一方…
給料や休日のいいところへと、転職しようって考えてしまうのは、ごくごく自然なこと。
残業をやっても、残業代が貰えるのは一部で、サービス残業になってしまうところも多い。
② 理学療法士も人間関係に疲れる
個人的には、これが1番疲れます。
8時間も仕事をするのだから働く上で、人間関係は大切なこと。
職場には、苦手な方は必ず1人はいます。こればかりは職場に左右されるので、完全に回避することは不可能。
ぼくは、上司と関係が良くありませんでした。
何か新しいことをやる度に、課長に釘を打たれるように頭を叩かれていました。
自分と意見の合わない気に食わない人がいたら、同グループ内の施設に左遷することも当たり前…
まるで軍隊のようなところでした。
何度も何度も課長と個人面談をやったことか…。面談は屈服させるためのものです。
あの頃のぼくに、よく頑張ったって言ってあげたいです。
今では、転職してストレスレスな職場で働くことが出来ています。転職することで、給料や休日、人間関係も良くなって楽しく働くことが出来ています。
人間関係に疲れてしまって、理学療法士を辞めたいと思ったら、非常勤(パート)を強くお勧めします。自分の都合の良い時間に働くことが出来て、正社員より働く時間も少ないから、人間関係に悩む時間も少なくなるからです。
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③ 理学療法士は休日返上で勉強することや「生涯学習」に疲れた
この理由も、理学療法士を疲れてしまう理由に多い。
医療業界に限ったことではないけど、仕事をしていく上では新しいことを覚えていかなくてはいけません。
医療は日進月歩なので、医療業界ではそれが顕著に感じます。
理学療法士は、クライアントの要望を可能な限り聞き入れて、良くしていかなければなりません。その人に合った治療の選択が重要になってきます。
そのためには、日々勉強しないといけないのです。
理学療法士の業界では、自分の休日を返上してセミナーに通ったりとしている方も多い。それに加え、業務終了後に院内・施設内の勉強会を開いたりとしているところもあります。
理学療法士の業界はこれが当たり前と思っている方も多くて、言葉は悪いけど勉強しない人を「悪」にみる人たちも多くいます。
残業して当たり前!なに早く帰っているの?。定時で帰ろうものなら、白い目で見られたりもする。
職人気質なせいなんだろうか、頭の固い、古い考えの方が蔓延している職場もあります。
1、2年目の方は、リハビリ業界特有のプレッシャーを感じてしまい「辞めたい」と感じてしまいます…
理学療法士の他に資格を取ったり、たくさん研修にいったからといって給料がアップはしません…お金が全てではないけど、モチベーションにも繋げにくい状態。
④ 診たい疾患がみえない不満
これは、職場にもよるが、診れる疾患が偏ってしまうことがあります。
たとえば、肺炎、廃用症候群ばかりだととかの疾患が多い病院などがあります。特に、慢性期や維持期の病院に多い。
しかも、慢性期や維持期の病院は、名前の通り、維持する方が多く、回復する方は少ないので、理学療法士としてのやりがいは感じにくい。新人やガツガツに理学療法、リハビリをしたいんだ!という方はマンネリ化しやすい環境だと思う。
個人的には、維持させることはすごく難しく、矛盾しているかもしれないが、回復させないと維持は出来ないと感じています。
これは経験則からしか言えないことなので、経験が少ない理学療法士・作業療法士は、不満に思ってしまう原因のひとつとなっている。
⑤ 理学療法士という職業に不安になってしまう
実際にリハビリ業界で働いてると、給料、休日も少ないし、さらには昇給率も少ないことに気づき、将来に不安に思ってしまいます。
ぼくも給料面に不安を感じていたので転職しました。
他の病院・施設でスキルも給料面もアップしたい
だいたいの方は、1、2年目で転職すると印象が悪くなってしまうのではないかと心配している方は圧倒的に多い。とりあえず3年は働かないと…とりあえず3年…
と、呪文のように唱えている間に、自分がやりたいことのタイミングを逃してしまいます。
ほんとに自分がやりたいことがあるなら、1、2年目でも退職して新天地で頑張るべきです。
ぼくは、我慢ばかりしていて転職するタイミングがかなり遅かったです。嫌になったらすぐ逃げろ!ではないけど、状況を変えようと頑張ってもダメなら、環境を変えることは大切なことです。
ぼく自身も老健へ転職して楽しく仕事をさせてもらっています。
元々、在宅でのリハビリに興味があったので、自分がやりたいことを仕事にしているのはすごく楽しい。
しかも給料もアップすることに成功することも出来ました。
1年目だろうと3年目だろうと、やりたい事があるならすぐに行動することで自分の時間を有意義に使うことが出来ます。
リハビリ以外の一般企業で仕事がしたい
今後のリハビリ業界はすごく不安定になる可能性は高いです。
ぼくの知り合いにも、理学療法士を辞めて「NPO法人」を立ち上げて、社会貢献をしています。
具体的な仕事内容は分からないけど「理学療法士よりやりたいことが見つかった!」と言ってそそくさと退職。
他には、Twitterで知り合った方で、理学療法士を辞めて「専業でアフィリエイター」をやっている方がいます。
たった1年で、理学療法士の月給を上回る収入(月100万)を得ています。
しかし、この収入を得るためには並大抵の努力では得られなかったと思います。
聞く話だと、貯金を崩しながら1年間は武者修行のようにやっていたと聞いています。
簡単に稼げる仕事はないので、どんな仕事でも勉強は必要になってきます。
やっぱり自分がやりたいことをやっていると、すごく輝いてみえるのは不思議。嫌々で仕事をしていても楽しくないですもんね。
ぼくも、理学療法士としての年収のアップは限界はあると感じているので、副業がしやすい環境に転職し、副業だけの収入だけで年間100万は稼げれるようになりました。
これからは副業も必須になってくるので、理学療法士以外のスキルを磨くのも大事になってくると感じています。
給料の面の不安は、副業で解消しています。
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理学療法士が不満・不安を解決する方法は?
- 職場にだけ、不満があるなら転職して環境を変える
- 理学療法士・作業療法士を辞めたいなら一般企業も検討
職場にだけ、不満があるなら転職して環境を変えることは大事
もし理学・作業療法士を続けていきたいと思っていて、職場(人間関係、給料、休日など)にだけ不満があるなら転職して環境を変えることも一つの手段。
というよりこれは1番大事なことだと感じています。実際にぼくが、職場環境を変えることで、働くモチベーションも変わりました。
人間は、環境に依存します。環境が変われば勉強も捗るし、自分がやりたいことにも集中することが出来ます。
これは、理学療法士が転職に成功して分かった4つの大切なことに詳しく書いてあるので読んでみてください。
ぼくが、転職しようと思ったきっかけは、ブラック病院で働いていたので、職場環境はすごく大切だと感じています。
下記の記事では、転職をしようと決意した体験談も踏まえながら、実際に使った3つの転職サイトを転職体験を踏まえながら紹介しています。
少しでも転職活動の役にたてたら嬉しいです。
理学療法士も一般企業へ転職出来る
理学・作業療法士の大学や専門学校を卒業したの多くの方は、理学・作業療法士の資格だけしかもっていないです。
いきなり一般企業へ転職するには、ハードルが高すぎるので、まずは、理学療法士以外に、自分の強みを知ることが大切になってきます。
大手の「
無料登録するだけで自己分析できるので、今の現状に悩んでいる方は、試してみると参考になます。思った以上に楽しく診断することが出来ました。
※18種類の中からあなたの強みが分かる
理学療法士・作業療法士以外に、別の道でも生きていけることを書きました。興味がある方は、参考になると思うので、読んでみてください。
さいごに:辞めたいと思ってダラダラしてるより転職して有意義な時間を過ごそう!
- 給料・休みが少ない
- 人間関係に疲れる
- 生涯学習に疲れる。休日返上で勉強することに疲れた
- 他の病院・施設でスキルアップしたい
- リハビリ以外の仕事がしてみたい(自分のやりたいことが見つかった)
理学・作業療法士を「辞めたい」と、思っている方は本当に多いです。
面白みを感じない環境で働いても時間をムダにしているだけなので、転職も一つの手段です。
現にぼくは、老健へ転職してからは、有意義な時間を過ごせるようになりました。
給料もアップし、家族との時間を作れるようになったのが1番の喜びです。
一度きりの人生だし、自分のやりたいことをして生きていきたい!
少しでも今の職場に不満を感じて面白みを感じていないなら、転職をすることをオススメしますが、不安に思っている方は多いので、まずは転職サイトのキャリアドバイザーに無料相談を受けることをオススメします。
以下に書いてあるのが、ぼくが実際に使って良かった転職サイトです。
オススメ転職サイト