こんな疑問に答えていきます。
理学療法士・作業療法士が、転職する理由の一つとして、年収アップがあります。
同じ職場にいても、昇給率は高くないし、管理職や役職がついても大幅な昇給は望めないのが現状。
正直な話、ぼくも給料が低くかったので、転職しました。転職するだけで、5万は給料アップしているので、ビックリしました。
給料アップしたいなら、スキルアップだけでは出来ません。
ただ、気をつけなければならないのが、高収入といった好条件を出している求人が、良い求人だと限らない。何かしら裏があったりするので注意しなければなりません。
この記事では、高収入を得るにはどうしたらいいのか、ブラック求人に引っかからないためにはどうしたらいいのか。
年収アップしたぼくが、経験談を踏まえながら、注意点を紹介していきます。
転職を考えている方の参考になれば嬉しいです。
まずは、理学療法士の年収は本当に低いのか?
上記の画像は、男女の年代別の年収の棒グラフ。
歳を重ねるごとに年収も上昇していますが、50〜60代の約600万が限界が見て分かると思います。
ぼくは30代なので、そこにフォーカスしてみると、約430万円が平均となっています。一般企業からしても同じぐらいか、ちょっと低いぐらい。
正直な話、独身なら十分に暮らしていける年収。しかし、結婚して子どもがいるとちょっと厳しい…
ぼくの場合、この年収だと、妻を専業主婦には出来ないので、頑張って共働きをしてます。
しかし、このグラフは、同じとろこで何年も働いて、ここまで昇給するのかは疑問。ぼくが勤めている会社の昇給金額を計算しても平均の年収には全く届きません。
では、どうしたら平均に近い、またはそれ以上の年収を貰えるようになるにはどうしたらいいのかを説明していきます。
年収をアップしたいなら転職した方が手っ取り早い
現実的な年収は500~600万円
年代別の平均年収を見て分かる通り、普通に会社に勤めていたら、600万以上の年収を貰うことは難しいです。
逆を言えば、600万ぐらいまでなら年収をアップする希望があります。単純計算になりますが、年収400万もらっていた方が600万貰えるようになったら200万のアップになります。
数字でみると、イメージしやすくなるのではないでしょうか。
上記でも説明した通り、一つの会社に勤めても昇給率は高くないので、高収入を希望するなら、転職をするしかありません。
長く同じところに働き、管理職や役職が付いても大幅な昇給は望めないので、やっぱり転職が手っ取り早いと言えます。
理学療法士、作業療法士が年収を上げるための3つの方法とおまけ
- 高収入の求人が多いのは訪問リハビリテーション
- 管理職者を募集している求人を探す
- キャリアアップしやすい職場を探す
理学療法士、作業療法士が年収を上げる方法に、上記に挙げた2つの方法があります。
上記の項目を説明していきます。
① 理学療法士で高収入の求人が多いのは訪問リハビリテーション
病院や介護老人施設は訪問リハビリと比較すると、雲泥の差を感じます。
実際にぼくが、転職サイトで紹介された求人票から抜粋してみます。この求人票は非公開求人で、写真などは載せることが出来ないので、一部の文字のみとなりますが、ご了承お願いします。
介護老人施設の求人票
年収:380〜420万
月収:22.9〜25.9万
休日:117日(日祝日、年末年始、出産・育児休暇、介護休暇、慶弔休暇、有給休暇)
訪問リハビリの求人票
年収:360〜624万
月収:30〜50万
休日:124日(完全週休2日、祝日、年末年始、出産・育児休暇、介護休暇、慶弔休暇、有給休暇)
介護老人施設と訪問リハビリを比較すると、かなり年収に開きがあります。
経験年数などに応じて開きがあるけど、入社当初から比較してもかなりの差があるのは分かると思います。
年間休日が多いのも訪問リハビリの特徴。
訪問リハビリの年収が高い理由
訪問リハビリは、単価が高く、利用者の家でリハビリを提供するため、設備費や場所代がかからず、人件費が少ないのが理由です。
訪問リハビリなら、インセンティブ方式を取っているところが多いので、仕事をしたらした分だけ、給料アップすることが期待出来ます。
これは、訪問リハビリの特権。
② 理学療法士の管理職者を募集している求人を探す
求人の中には、管理職者(課長、主任)を募集している求人もあります。
しかし、こういった求人には、経験年数や年齢も応募条件として含まれている場合が多いので、誰でも応募出来る訳ではありません。
しかも、管理職者の求人は少なく、すごく人気が高いため、一般公開されていません。主に転職サイトが取り扱っていることが多い。
公開されない理由は、応募者が殺到するのを防ぐのと、希望者のマッチング率を上げるためです。
管理職者の求人を探したい場合は、転職サイトに無料登録してキャリアアドバイザーに希望を伝えた方が、スムーズに応募が出来るのでお勧めです。
管理職者の求人が多い転職サイト
管理職の求人も多く取り扱っているのが特徴の「PTOT人材バンク」
【関連記事】
実際に使って分かった!PTOT人材バンクが評判の良い理由がこれだ!
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③ 理学療法士がキャリアップしやすい環境を探す
キャリアップしやすい環境としては、「経営者がリハビリに力を入れている」ところを探すことです。
リハビリに力を入れている職場であれば、必然的にリハビリ科の立場も強いので、給料や待遇面も良いところは多い。
もう少し詳しく説明すると、施設外の研修費を払ってくれたり、理学療法士以外の資格手当も給料に加算してくれる職場もあります。
例えば、理学療法士協会が推奨している、認定理学療法士などといった資格を持っていても、給料に加算してくれる職場は少ないです。
しかし、こういたった資格をも持っていることで、資格手当として出してくれる職場もあるのです。
お金が全てではないけど、個人のキャリアップをサポートしてくれる職場だと、モチベーションも上がり、収入もアップしやすい。
理学療法士が副業をして給料アップ
ここ最近では、理学療法士、作業療法士も副業をしている方がかなり多くなっています。
ぼくも、副業をやっていて、詳しくは「理学療法士が副業で年収132万アップ!これからの時代は副業は必須?」で書いてあるので、読んでみてください。
理学療法士が出来る副業はたくさんあるけど、その中でもぼくは、ブログでの発信やアフィリエイトで収益を得ています。
「理学療法士のおすすめの副業 」でも理学療法士が出来る副業を挙げていましたが、これからの時代は、理学療法士も副業をしながら臨床することが当たり前になってくると思います。
まだまだ、副業をOKしているところは多くはないが、バカ正直に規則に従っていても、給料はアップしません。
ぼくは、副業がしやすいようにと、自分の時間が作りやすくて働きやすい、介護老人保健施設(以下 老健)へ転職しました。
老健では、定時にも帰宅出来ているので、残った時間を有意義に使うことが出来ています。
今では、副業での収入も平均7〜11万と増えていて、年間84〜132万円と稼ぐことが出来ています。多い時だと月に20万も稼ぐことが出来ているので、初任給ぐらいは貰うことも出来ています。
老健での年収は400万前後、副業で年間84〜132万円と稼げれるようになったので、合計で500万円以上は稼げれるようになりました。
理学療法士だけをしていると、これだけの収入は得ることは出来ないので、働きやすいところに転職し、副業をしている方が、たくさん勉強することも出来るし、給料アップもします。
本業の昇給率は低いけど、副業は頑張ったら頑張った分だけ稼ぐことが出来るのが魅力的。
理学療法士の高収入の求人は転職サイトが取り扱っている
給料アップしたいなら、転職と書きましたが、闇雲にネットを探しても掲載していないことが多いです。
その理由は、好条件の求人は、転職サイトが取り扱っているからです。
転職サイトが、好条件の非公開求人を取り扱っている理由は、求職者と求人先がよりマッチングしやすくなるためです。
高収入を狙える分野は、訪問リハビリも高いので、年収600万まではいかないにしても500万以上は狙える分野。
ぼくのように働きやすい職場環境を選び、副業を頑張って給料アップに挑戦するのもオススメ。
このような好条件は、転職サイトが非公開求人として、取り扱っているので、いい情報を受取るために無料登録をしておきましょう。
好条件に騙されないために注意したいこと
- 好条件の求人には注意
- 一般常識内の条件で探すことが転職を成功させる
ぼくが転職活動をしているときに、たまに好条件のところが見つかることがあります。年収450万、年間休日133日と記載されてあるのを見つけたことがあります。
気になったので、この求人を転職サイトの担当キャリアアドバイザーに伝えたところ、すぐに調べてくれました。
結果、休日が多い理由としては、残業が多い分、休日を増やしてカバーしているとのことでした。
この企業は、残業が多いから休日を増やしてカバーしているので、ブラックかどうかは分からないですが、キャリアアドバイザーに聞いてみて初めて分かることは多いです。
さすがに、ここまで自分では調べられなかったので、転職サイトに登録しておいて良かったな、と感じました。
ぼくは、残業が多いと、長くは仕事は続かないので、残業が少なくて、休日も一般常識の範囲内(124日内)の職場に転職しました。
ブラックな会社に当たらないようにするためにも、転職サイトで十分に情報収集をして、万全を期して転職活動に望みましょう。
さいごに:転職は好条件を上手くみつけることが大切
転職は、良い求人にタイミングよく巡り合うことが大事になってきます。仕事をしながらの1人での転職活動は、タイミングを逃してしまう可能性があります。
好条件の求人は、早いもの勝ちです。
タイミングを逃さないためにも、転職サイトに無料登録しておく価値は十分にあります。
下記の記事は、実際にぼくが使った、転職サイトと転職したときの体験談も書いてあるので、読んで頂けたら嬉しいです。
給料アップしたいなら、職場環境の良いところへ転職して、副業する方何倍も稼げれる可能性はあります。