この記事では、呼吸療法認定士の資格を活かして給料アップする方法と上手く活用して働きたい方向けに書いています。
呼吸療法認定士の資格を取得したけど、年収アップするのかな?と悩んでいる方は多いはず。
ぼくもそのうちの1人だったので気持ちは、すごく分かります。
ただ、急性期や呼吸リハビリテーションに力を入れていないところで働いても、年収はアップしないのは容易に想像が就くと思います。
呼吸療法認定士の資格を活かして年収アップしたいなら、力を入れている病院や施設、訪問リハビリで働いた方が、年収アップする確率はグッとアップします。
呼吸リハビリテーションなどに力を入れている求人の探し方を紹介していきます。
呼吸療法認定士とは
呼吸療法認定士がどんな資格か分からない方もいると思うので、説明していきます。
患者さんの高齢化が進んでいる現在の医療現場では、重症をおった患者さんに対する呼吸療法(人工呼吸器などを用いた療法)が大切になっています。
しかし、その呼吸療法の技術を持った医療人材は少なく医療施設ではそれが悩みとなっています。
そこで、3学会(特定非営利活動法人日本胸部外科学会、一般社団法人日本呼吸器学会、公益社団法人日本麻酔科学会)が共同で、呼吸管理を行える医療人材のレベル向上と維持を資格として認定することになりました。
主な役割としては、呼吸理学療法や吸入療法、酸素療法などの呼吸療法の的確な実施と、その機器の管理になりますが、各医療従事者の業務範囲をこえない部分で行うことになっています。
呼吸療法認定士の資格を取るには
- 臨床工学技士2年以上
- 看護師2年以上
- 准看護師3年以上
- 理学療法士2年以上
- 作業療法士2年以上
理学療法士と作業療法士として2年間の実務経験がないと受けることが出来ない。
しかも、また実務経験は正職員のみとし、アルバイトやパートは認められない。
認定試験を受けるためには、講習会を受講するために申請書類を提出した日から5年以内に認定委員会が認める学会や講習会などに出席することが必要です。
理学療法士が呼吸療法認定士として活躍出来るところ
- 総合病院
- 急性期病院
- 訪問リハビリ
- 介護老人保健施設
- 特別養護老人ホーム
呼吸療法認定士の割合は、6割は看護師、3割が理学療法士となっています。
看護師の場合は、急性期の病院のICUや救急救命センターで活躍しています。
その他にも、人工呼吸サポートチーム(RST)がある病院でも活躍している方は多い。
呼吸療法認定士を取得した理学療法士も重要な存在であり、RSTがある病院ではチームの一員になります。
理学療法士の役割は、人工呼吸器を使っていた方が、機械に頼らずに呼吸出来るように、呼吸リハビリテーションを行っていきます。
その他にも、訪問リハビリや老健、特別養護老人ホームでも「呼吸療法認定士」の知識を活かして仕事をすることが出来ます。
急性期の病院の方が、人工呼吸器を使っている方や呼吸器疾患の方が多いですが、在宅でも呼吸器疾患の方はたくさんいます。
その方たちに、呼吸療法認定士の知識を活かした呼吸リハビリテーションを行ったり、日常生活で楽に動作が出来るようにアドバイスなどをすることが出来ます。
ぼくは、老健に勤務していますが、呼吸器疾患の方も多くて、呼吸リハビリテーションの適応の方は多くて、日常生活を送る上での注意点や少しでも楽に過ごせるようにと、アドバイスをさせて頂いています。
特別養護老人ホームも勤務していましたが、やはりここでも、在宅酸素を使って生活している方いて、呼吸リハビリテーションの適応の方はいます。
意外と、呼吸器疾患の方は多いので、呼吸療法認定士の知識を活かせる場面は多いです。
訪問リハビリでも、在宅酸素や最後を自宅で迎えたいという方もいるので、リスク管理として知識を活かしながら、リハビリを行うことが出来ます。
理学療法士が呼吸療法認定士を取得して給料アップはするのか?
残念ながら「呼吸療法認定士」の資格を取得しても給料アップすることはありません。
これは、ぼくの勤務しているところでの話ですが、呼吸療法認定士を取得しても理学療法士として勤務しているので、給料アップに繋がることはありませんでした。
もっと詳しく説明すると、病院、施設が、呼吸療法認定士という資格を重要視していない、経営する上で「売り」にしていないので、給料アップに繋がらないのです。
呼吸療法認定士という資格は今でこそ、認知度も上がってきましたが、病院や施設側が呼吸器などに力を入れていない限り、呼吸療法認定士を取得しても給料アップに繋がることは難しいと感じています。
ポイント!
逆を言えば、呼吸リハビリを専門でやっているところ、人工呼吸サポートチーム(RST)がある病院などといった力を入れているところに就職することが出来れば、給料アップする確率は高くなります。
上司などに年収アップの相談をしにいく
病院や施設側が、呼吸療法認定士の資格取得を義務付けていない限り、個人が資格取得しても知ることはありません。
資格取得したら、上司に報告してみましょう。そうすることで、病院や施設のためになるような資格だと判断されたら、年収アップに繋がる可能性もあります。
実際に、呼吸療法認定士の資格を有する理学療法士が在籍していると、病院や施設のホームページにアピールしているところもあるので、企業の魅力にも繫がります。
病院や施設にプラスになるように、交渉すると年収アップに繋がる可能性もあります。
呼吸療法認定士として年収アップしたいなら、転職サイトを活用する
必死で呼吸療法認定士の資格を取得したんだから、少しでもいいから給料に反映したいのが本音だと思います。
資格取得するためには、「お金」「時間」がかかっているのですから。
ここ最近の求人を見ていると、呼吸療法認定士などの資格に資格手当を出している病院、施設もありあます。もちろん訪問リハビリでもあります。
ひと昔より、理学療法士としてプラスアルファとしての資格も認めてくれるところは増えている印象です。
こういった、資格手当などの好条件の求人を探してもらうには、転職サイトに登録した方が、希望条件を優先して紹介して貰えます。
ぼくが、転職サイトで求人を探して貰っているときに、希望条件として出したのが、「呼吸療法認定士」としての資格手当があるかどうか。
何件か資格手当として出している企業を紹介して貰うことが出来ましたが、自宅から遠かったので、残念ながら就職することは出来ませんでした。
しかし、自分ひとりでは、呼吸療法認定士として資格手当を出しているところを見つけることは出来なかったので、転職サイトに登録しておいて良かったなと感じました。
働きながらだと、時間も体力も使うし、自分ひとりでは、情報収集出来るのも限界があるので、転職サイトを有効活用することをオススメします。
もちろん無料で登録出来るので、情報収集のために、登録だけでもしておくと、メールなどで条件に合った求人の情報を送ってきてくれます。
条件に合わなかったら、応募しなくてもいいので、安心して転職活動が出来ます。
働きながら転職を成功させるには、たくさんの情報をもっていること、時間を有効に活用することが絶対条件です。
ぼくは、転職サイトを活用して、給料アップと働きやすい職場環境を手に入れることが出来ました。
さいごに:呼吸療法認定士でも給料アップ出来る!
せっかくお金と時間を使って取得した資格だから活用したいですよね。
資格自体を活用出来なくても、資格を取るために勉強した知識は臨床に活かすことは出来ます。そこに資格手当として「呼吸療法認定士」を認めてくれたら、もっと嬉しい。
転職サイトを活用することで、自分が希望する求人に巡り会える可能性は高くなるので、絶対に活用していきましょう。
ぼくが転職を決意した経緯と転職活動の体験談はコチラの記事に書いてあるので、参考になれば嬉しいです。
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