という不安の疑問に答えていきます。
仕事をしていると、ライフイベントなどがあり、退職することもあります。
いざ、職場復帰をするとなると、ほんとに家庭と仕事が両立出来るのか不安になります。
しかし、理学療法士・作業療法士の仕事は比較的、社会復帰がしやすい職業なので、深く悩まずに行動してみることをオススメします。
この記事では、ブランクの期間が出来てしまう原因と気持ちよく復職するための方法を書いていきます。
この記事を読み終わるころには、不安は消えて行動出来るようになっていると思います。
理学療法士がブランクになる4つの理由
- 結婚、出産、育児による退職
- 家族の介護による退職
- 病気や怪我による退職
- 職場の不満による退職
理学療法士・作業療法士がブランクと感じてしまうこと挙げて一つずつ説明していきます。
① 結婚、出産、育児による退職
女性の大きなライフイベントである、結婚と出産、育児があります。結婚をすると同時に寿退職をする方も多いです。
ぼくの妻(理学療法士)も結婚と同時に退職したので、寿退社になります。
まだ子供は生まれてはいないけど、今は理学療法士として復職して働いています。
育児がある方は、子供がある程度大きくなって、保育園に行けるぐらいまでは、自分の側で見ていきたいと方も多いでしょう。そうなると、長くて1~3年は休職する方もいます。
ぼくも、育児には興味があるので、妻だけには頼らずに率先して育休は取っていきたいと考えています。
② 家族の介護による退職
40~50代になると親の介護をしている方もいます。早い方だと30代で介護をしている方もいます。
介護の対象者は、主に両親のことが多い。親も人間なのでいつまでも元気ではいません。
主な介護者は妻が行い、夫は仕事に行くパターンが多いです。
介護は重労働なので、夫婦二人で関わっていきたいものです。
③ 病気や怪我による退職
このパターンも意外と多く感じます。
元々、持病を持っていて悪化してしまった、仕事をしていて腰を悪くしてしまった、というパターン。
他にも、職場の人間関係が上手くいかなくて、精神的に病んでしまい鬱状態になってしまい退職されてしまうケースもあります。
それから、回復するまで長い時間がかかってしまうため、復職のタイミングを逃してしまうこともあります。
④ 職場の不満による退職
職場の不満はいくつかあるが、ダントツで上位に入るのは、人間関係。転職する要因になっている理由のひとつでもあります。
上司と仲が良くない、パワハラを受けている、スタッフや患者からセクハラを受けているというケースもあります。
悩んでいる当人は、現状をどうにかしようと頑張って試行錯誤するが、精神的に疲れてしまい「鬱病」になってしまうこともあります。
職場は入職するまでは、雰囲気やスタッフの人間関係は分からないですが、分かる方法があるので、後述しますね。
ブランクの方が復職を不安に思う理由
- 専門職としての不安
- 家庭と仕事と両立出来るか不安
- 仕事をしていてもブランクと感じている方もいる
復職を考えている方には、人間関係が不安に思っていることもあるが、上記に挙げた理由で悩んでいる方も多いです。
上記挙げた項目を説明していきます。
専門職としての不安
長いこと臨床の現場から離れてしまうと、患者・入所者をちゃんとリハビリ出来るんだろうか。と思ってしまうことが多いです。
もっと言えば、患者・入所者を評価し治療に繋げるための臨床推論がちゃんと出来るのか、触り方、ハンドリングも大丈夫なのか不安になります。
ぼくも5日程度、休むと頭の回転が鈍ってしまうので、不安になってしまう気持ちは分かります。
こればかりは、慣れていくしかないので、数こなして感を取り戻しましょう。
その他にも不安になる理由は、昔勉強した情報で対応出来るのかも不安要素になってくる。
医療業界は日進月歩なので、昨日覚えたことが、もう古い情報ということはたくさんあります。
なので、これも新しい情報を率先して勉強すること解決出来ます。ネットでもたくさん情報はあるので、新しい情報は手に入れやすくなっています。
個人的には、リハビリ業界は、診療報酬と介護報酬で成り立っているので、そこだけ確認出来れば問題ないかと思っています。
理由は、新しい研究発表などはたくさん出てはいるが、基本的な解剖、生理、運動学といったものは変わりません。なので、理学療法士としての考え方は大きく変わることはないので、ブランクがある方でも必ず感は取り戻すことは出来ます。
家庭と仕事と両立出来るか不安
結婚、育児の理由で、仕事を離れていた方は、家庭と仕事を両立出来るのか不安を抱えています。
不安になる理由としては、「子供が病気になったら急な休みはもらえるんだろうか」「定時に帰れるのだろうか」「仕事が終わってから家事をする体力はあるのだろうか」などの不安はたくさんあります。
ぼくの知り合いではあるが、子供が保育園に行くようになってから復職した方は「意外と家庭と仕事はなんとかなるもんだよ」と言ってます。
理由は、職場が育児に対して理解があるところだからです。子供が急に病気になっても、早退出来るし休むことも出来ています。
不安になことを解消するには、理解のある職場を探すことが大切になってきます。
とはいえ、自分の都合を理解してくれる職場を探すのは、大変です。
転職サイトを利用することで、良い条件の求人に出会える確率はグッと高くなります。
転職サイトが出来ることは、担当してくれるキャリアアドバイザーが、自分が求人先に聞きにくい給料面や休日、待遇面のところといった細かいところまで聞いてくれ、交渉してくれます。
転職サイトのキャリアアドバイザーを頼ることは、復職を気持ちよく進める上でも良い方法です。
仕事をしていてもブランクと感じている方もいる
デイサービスから病院や老健への転職を考えている方
仕事しているから、ブランクではないと思うかもしれないですが、精神的なブランクもあります。
ちょっと言葉が、難しくなってしまいましたが、例えば、1人職場で働いている方です。
デイサービスや特養でのリハビリは、1人でやっていることが多いです。1人だと流れる情報も限られてくるし、情報を取りに行くのにも自分次第になってしまいます。
リハビリのスタッフが多い職場は、それだけで新しい情報も受け取れるし、技術的なところも刺激が入ります。
1人だと孤独感や自分のやっていることが正しいのかと不安に思うことが多くなります。
いざ、転職するとなると、今まで1人で仕事してきてから、人間関係や自分の技術的なところは大丈夫のかと不安に思い、感覚的に「ブランク」と似た感情が生まれてしまいます。
ブランクのある方が復職を失敗しなための3つの方法
- 求人を選り好みしない
- 邪魔なプライドを捨てる
- 家庭と仕事を無理に両立しようとしない
上記に挙げた項目は、復職してから失敗する方の特徴です。これを理解することで、復職してからも気持ちよく働くことが出来ます。
一つずつ説明していきます。
① 求人を選り好みしない
ぼくも転職するときに、「今の職場より良い求人を!」という気持ちが強くなってしまっていました。
誰でも次は失敗したくないのは、当たり前の感情。
しかし、この気持ちが強すぎると、自分に合った求人を逃してしまうことになります。
転職市場の相場は決まっているので、自分の年齢や経験に応じて、給料などは決まってしまいます。
もっと言えば、リハビリ業界は診療報酬と介護報酬でだいたいの給料の相場は管理されています。
この相場以上ことを理解しないで高望みし、転職活動をしていると、自分に合った求人はみつかりません。
とはいえ、妥協すると仕事は楽しくなくなってしまうので、自分が生きていく上、リハビリの仕事をしていく上で大切にしていきたいことを優先順位を付けて決めていきます。
頭の中で考えていても整理することは難しいので、紙に書くとグッとイメージしやすくなります。
ぼくは、転職サイトに登録していたので、キャリアアドバイザーと相談しながら自分の強みを見つけることも出来ました。
② 邪魔なプライドを捨てる
年を重ねると同じように、経験年数を重ねてくると、ある程度自信も付いてきます。
ブランクがある方に限らず、転職すると、新しい職場では「新人」になり、経験年数が自分より下でも職場の先輩になります。
そこで、変なプライドが邪魔して、見下したりすると、関係性が悪くなってしまう可能性があります。
経験年数や歳が上でも、謙虚な気持ちを忘れずにいることが出来たら、復職への不安な気持ちも和らぐでしょう。
分からないことは、分からないと素直に聞くことで、人間関係は良好に保つことが出来ます。
③ 家庭と仕事を無理に両立しようとしない
これもブランクがある方に限らないことですが、無理に家庭と仕事を両立しようと考えないことです。
復職したばかりの方は、仕事に慣れることを優先しましょう。パートナーがいる方は、仕事に慣れるまでの間は家事などを手伝って貰えるようにお願いするのも良いでしょう。
家庭と仕事がほんとに両立出来るか心配な方は、採用条件を正社員ではく、「派遣」または「パート」という形を取るのも良いと思います。
パートだと労働時間も相談しながら時間を決めて、自分の生活に合わせられるのがメリット。
給料が時給で支払われるので、収入が多く欲しい方には、パートは向いていません。
それでも、場所によっては、時給2,000~3,000円というところもあるので、勤務する時間や日数が少なくても、そこそこ稼げると思います。
いい条件の求人を探したいなら、非常勤(パート)求人もたくさん扱っている「PTOT人材バンク」はオススメです。
ブランクのある方が安心して働ける職場
ブランクがある方に、オススメしたい職場をぼくの体験談を踏まえながら紹介していきます。
介護老人福祉施設は定時に上がれ自分の時間が作りやすい
現在、ぼくが働いているのが老健です。老健はブランクがある方や主婦には働きやすい環境だと思います。
理由は、定時に仕事を終われるからです。パートを募集しているところもあるので、時間の融通が効きやすいのも特徴。
働き方としては、入所者と通所で来ている方のリハビリをします。場所によっては、入所者のみ、通所者のみと専門でリハビリを担当している施設もいるので、担当する方は少なくすみます。
ぼくが、働いているところは、前者なので1日に10~15人程度を20分リハビリします。個別だと周りきれないので、複数人重ねて行ったりしています。
病院の回復期では、担当する患者は5~6人だったので、倍になりましたが、これも慣れます。
カンファンレンスや会議も業務内で行うので、残業は少ないので、定時に上がれるのが嬉しい。
訪問リハビリは短時間、高時給の求人がある
訪問リハビリのメリット
訪問リハビリでは、一軒一軒利用者さんの自宅訪ねてリハビリを行います。家から家へと移動もあるので、移動時間も考え、担当人数は5人程度です。リハビリが終わり次第、直帰出来るところもあります。
カルテなどの記入も、タブレットで管理している事業所も増えているので、カルテ記入もスムーズです。
訪問リハビリの特徴のインセンティブを採用しているので、リハビリをやったらやった分だけ、給料が増えます。簡単に説明すると歩合制ということです。
訪問リハビリもパートを募集しているところは多く、地域にもよりますが、時給も2,000~3,500円と高めに設定されています。
パートで、自分のペースで働けて稼ぎたい方は、訪問リハビリはオススメ。
訪問リハビリのデメリット
訪問リハビリはメリットだけでなく、給料が安定しないというデメリットもあります。
その理由は、訪問リハビリは、一軒当たりの報酬になっているので、利用者が体調不良で急にキャンセルになるケースもあります。そうなると給料が減ってしまう可能性もあるので注意が必要です。
パートの方だと、1件の利用者にかける時間の時給なのかもしれないので、そこは事業所に確認しておくと安心です。
場所によっては、週に2時間以上の勤務からと募集しているところもあるので、復職するには働きやすい職場といえます。
職場の雰囲気や人間関係を入職する前から知る方法
ここまで読んで頂いた方ならもう分かっていると思いますが、復職の不安をなくすには、転職サイトを上手く利用することです。
転職サイトは、キャリアアドバイザーが担当としてついてくれるので、気になる求人先の情報を事前にもらうことが出来ます。
もちろん、職場の雰囲気から人間関係、給料面、休日などの聞きにくいことから、給料アップの交渉までしてくれます。
ブランクがある方に限らず、転職する際にはリハビリ業界のことや転職市場の相場を知ることから始まります。
ぼくは実際に転職サイトを使うことで、1番大事なことを学ぶことが出来ました。それは、転職する際に1番大事な「自分の強み」を気づかせてもらえました。
自分の強みを客観的に知ることで、履歴書や職務経歴書、面接のときにも自信を持って対応することが出来ます。
1人で不安に思っていても更に不安が募るだけなので、キャリアアドバイザーに相談することで解消される不安は多いので、転職サイトは利用しましょう。
さいごに:リハビリ業界はブランクのある方にも優しい
リハビリ業界は、診療報酬や介護報酬の改定が定期的にあって変わりますが、理学療法士・作業療法士としての役割は変わりません。
復職する際に不安に思っていることは、転職サイトを利用することでだいたいのことは解決することが出来ます。
転職サイトってどんなところ?と思った方は「転職を失敗したくないなら転職サイトを理解しよう!」で詳しく書いてあるので、読んでみてください。
復職を考えている方に少しでも参考になってくれたら嬉しいです。