ぼくは、新卒でブラック病院に入職してしまい、就職活動に失敗しました。
失敗したと感じた理由としては、理学療法士として入職したのに、介護士が少ないという理由で、オムツ交換といった介護士の仕事もしていたからです。
その他にも、年間休日が5日に減らされてしまいました。スタッフへの説明会もなしに、決定事項だけが伝えらるだけで、すごく悲しい思いもしています。
失敗したと思う理由はまだあり、業務終了後にカルテを書いたり、勉強会への強制参加は当たり前、その上、残業代はなしという仕打ち…
ブラック病院から老健へ転職したことや経歴などの詳しいことは、プロフィールに書いてあるので、興味がある方は読んでみてください。
人間として働いている気がしなかったので、転職をしました。
現在は、介護老人保健施設(老健)へ転職して給料も50万以上アップもして、残業もなく定時に帰れているので、プライベートの時間も充実しています。
しかし、ぼくの妻(理学療法士)は転職に失敗してしまい、ボーナスカットされています。
妻が転職に失敗してしまった理由は明快で、まさに失敗するパターン。
この記事では、理学療法士の僕と妻が転職活動を通して、失敗するパターンと成功する秘訣を書いていきます。
転職に成功したぼくが、実際に使って良かった転職サイトを厳選してピックアップしています。転職を成功させたいなら、転職サイトを使うのは必須です!
転職サイトを使うメリット・デメリットも書いてあるので、ぜひ読んでみてください。
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理学療法士が転職サイト(エージェント)を使って転職に成功!おすすめ転職サイトを紹介していく
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理学療法士が転職に失敗してしまう5つのパターン
まずは、転職に失敗してしまう方の行動パターンを書いていきます。自分に当てはまるのか確認していきましょう。
- 給料や休日の多さだけで就職先を決めてしまう
- 転職の目的が曖昧!不満を解消したいだけの欲求で決めてしまうと失敗する
- 職場見学をしないと情報収集不足になってしまう
- 退職してから転職活動をする
- 転職サイトを活用してなかった
自分に当てはまる項目はいくつありましたか?
上記に挙げた項目をひとつずつ説明していきます。
1.給料や休日の多さだけで就職先を決めてしまう(残業代なし)
理学療法士が、給料の多さだけで職場を選んでしまうと、「残業」が多くなってしまい大変になってしまいます。
理由は、理学療法士以外の仕事が多くなってしまい、業務時間内に仕事が終わらないことが多いからです。(最近は、みなし残業として残業代が支払われないケースも多い)
みなし残業とは?
みなし残業とは、賃金や手当ての中に、あらかじめ一定時間分の残業代を含ませておく制度のことです。
たとえば「月30時間の残業を含む」などと雇用契約書に記載されている場合には、月30時間までの残業代はあらかじめ給料分に含まれており、30時間を超えないと残業代は支払われないのです。
ぼくが、前職で勤めていた病院では、介護士スタッフが少ない理由で、介護士の仕事(コール対応、オムツ交換など)も掛け持ちしていました。
介護士の仕事は、リハビリの合間でやっていたので、リハビリの仕事に専念することは出来ません…
時間に追われながら仕事をしていたので、業務時間内に仕事は終わらずに残業の毎日で理学療法士としての「やりがい」も次第になくなってきました。
しかも、残業代は支払われない…
とはいっても、理学療法士の給料は少ないので、出来るだけ給料が高いところに就職したいのが本音です。
給料も高くて、理学療法士としての「やりがい」もある職場の選び方があるので、順を追って説明していきますね。
2.転職の目的が曖昧!不満を解消したいだけだと失敗する
今、働いている職場の不満、「給料が低い」「休日が少ない」「人間関係が悪い」「残業が多い」を解消がしたいだけの理由で、転職をしてしまうと失敗してしまいます。
理由は、希望通りに給料が高くなり、不満が解消されても新たに不満は出てくる可能性が高いからです。
特に、人間関係でいえば、どこにでも生理的に合わない方や苦手な方はいるし、人間関係を改善したいだけの理由だと、また転職したくなります。
これは学校のクラス替えを例に挙げると分かりやすいかもしれない。
同じクラスに苦手なクラスメイトがいて、早くクラス替えをしたいと思い、念願のクラス替えしても時間が経つと苦手な方が出てきてしまうループ。
職場の転職も似たようなループに陥ってしまうことは非常に多い。
転職しても環境が変わっても新たな不満は必ず出てくるので、自分の考えか方を変えないかぎり、転職しても失敗する可能生は高いです。
3.職場見学をしないと情報収集不足になってしまう
ネット上の情報だけを信じ、職場見学をしないで、就職してしまう方もいます。
これは間違いなく失敗してしまう典型的なパターン。
病院・施設見学で得られる情報はたくさんあります。
たとえば、
職場見学で分かること
- 病院・施設環境の雰囲気が分かる
- スタッフの働きぶりが分かる
- 患者・入所者の対応のされ方が分かる
- 経営者や上司になる人の考え方が分かる
上記に挙げたことは、ネット上では拾うことは出来ません。
実際に自分の目で見て、耳で聞いて、身体の五感で感じれることや今まで培ってきた経験を活かして感じれることはたくさんあります。
職場見学にいかないと、自分に合った職場なのか、一緒に働いていきたいスタッフなのかを判断することが出来ないので、いきあたりばったりで転職すると確実に失敗します。
【関連記事】
実際に職場見学に行って、ブラックな職場から回避出来たことを書いてあるので、読むと職場見学の大切さが分かります。
理学療法士が職場見学に行ってガッカリした!転職時に注意したいこと
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4.退職してから転職活動をする
理学療法士をやっていると、仕事に疲れてしまって、少しの期間休みたいな。と思う方もいます。人生の夏休みというやつ。
しかし保険の問題があるので、注意が必要。
働いているときには、会社の社会保険に入ってりいるので、会社が半分ぐらいは支払っていて、保険の管理もしています。
一旦、退職してしまうと、社会保険から国民保険に切り替えないといけません。
しかも、国民保険は月に約3万と高い…
ある程度、貯金してから退職しても、生活費や家賃も引かれると、あっという間に貯金はなくなってしまいます。
貯金がなくなっていくと精神的にも焦ってくるので、就職活動も焦ってしまうという負のループに陥ってしまう。
退職後の就活はバタバタしてしまい、精神的に焦ってしまうので、安易に就職先を決めてしまいがち。
求人先にも給料の交渉をしようとしても無職の状態だと、足元を見られやすいので、注意が必要。
5.転職サイトを活用してなかった
就職活動は、情報をどれだけ持っているかが、キーポイントになります。
しかし、働きながらだと、情報収集する時間は限られてしまうので、1人だと限界がありますよね。
ぼくも仕事が終わり疲れ切ったあとに、求人を探すのはすごく大変でした。
疲れながら求人を探していると「この求人は条件も良さそうだし、もうここでいいかなー」と、投げやりになりなってしまうので、慎重さが欠けてしまいます。
結果、就職したあとに、思っていたのと違った…と後悔してしまます。
残念な結果にならないためにも、転職に失敗しない方法を書いていきます。
理学療法士が転職に失敗しないための3つの方法
- 転職する目的をハッキリする
- 職場見学や情報収集をしっかりする
- 転職サイトを上手く使う
ここからは、自分が実際に転職をするときに、注意したことを書いていきます。
これから書いていくことを実践するだけでも、自信を持って就職活動が出来るので、ぜひ、試してみてください。
1.転職する目的をハッキリする
転職に失敗してしまう原因は、転職する目的が曖昧だから。
上記でも説明した通り、「給料が低い」「休日が少ない」「人間関係が悪い」「残業が多い」を解消がしたいだけの理由で転職をしてしまうと失敗してしまいます。
上記に挙げたことを改善したいのは分かるけど、胸の奥にしまっておきましょう。
転職するためには、本音と建前は大事です。
自分が理学療法士としての目標、これからの人生で大切にしたいことを明確にした方が、よりより転職活動が出来ます。
ぼくを例に挙げると、
転職する希望条件
- 在宅でのリハビリの勉強がしたい
- その中でも介護老人保健施設で勉強がしたい
- 課長、主任になって人材育成がしたい
- 人材マネジメントにも興味がある
- 家族との時間を大切にしたい
など、といった希望があったので、上記に挙げた項目を元に転職活動をしていました。
自分の中にしっかりと軸があると、履歴書や職務経歴書、面談でも自信を持ってアピールすることが出来ます。
自分がどうなりたいかをしっかりと決めましょう。
2.職場見学や情報収集をしっかりする
職場見学で分かること
- 病院・施設環境の雰囲気が分かる
- スタッフの働きぶりが分かる
- 患者・入所者の対応のされ方が分かる
- 経営者や上司になる人の考え方が分かる
繰り返しになってしまうけど、上記に挙げた項目はすごく大事。
これは、実際に足を運んでじゃないと分からないことです。
職場見学をすることで、病院や施設の雰囲気が分かるのはもちろんだけど、そこで働いているスタッフを見ることは、個人的にはすごく大事だと感じています。
理由は、職場が良い環境だと、スタッフから笑顔で挨拶をしてくれるし、活き活きと仕事をしているからです。
逆にブラックな環境だと、笑顔が少ないし挨拶なんてしてくれません。挨拶は心に余裕がないと出来ないことなので、挨拶が出来るか出来ないかは、大事なポイント。
現在は、主任という立場になって、良い職場環境はスタッフの笑顔から始まるんだなと、ひしひしと感じています。
その他にも実際に、リハビリ科の課長や主任と話すことで、リハビリ科の方針や人柄も知ることが出来るので、現スタッフと一緒に働きたいと思えるかも大事です。
病院や施設のことも分かるので、面接のときの志望動機のひとつとしても答えることが出来ます。
ホームページだけでは拾えない情報もたくさんあるので、職場見学はすごく大事。
現在の老健に転職する前に、職場見学を数件行きましたが、ネットだけの情報だと危険だなと感じることも出来ました。
実際に、行って見て感じることはたくさんあるし、何より経営者や管理者の話を聞くことは大事だと強く感じています。
理学療法士・作業療法士は、人間観察のプロなので、人と話すことで直感的に「何か」を感じとることが出来ます。
あれ?この人おかしなこと言っているな?ブラック企業かな?などなど。
3.転職サイトを上手く使う
1人で情報収集するのは限界がります。
仕事で忙しくても、キャリアアドバイザーに、転職する希望条件を伝えておけば、希望条件に合った求人を探してくれます。
ネットには掲載されていない(非公開求人)ような好条件の求人も紹介してくれます。
ぼくが、実際に転職サイトを使って感じた、最大のメリットは、求人先からの信頼関係を得られやすいことです。
理由は、求人先も信頼している転職サイトに登録しているので、信頼している転職サイトから、求職者を紹介してもらえるから、お互いに信頼関係が築きやすいのが最大のメリット。
その他にも、就職活動をしていると、給料のことや休日、職場の人間関係などのことも聞きづらいこともキャリアアドバイザーが聞いてくれるので、気持ちよく転職活動を進めることが出来ます。
マイナビコメディカルの新宿支店で面談もしてきた
ぼくは、大手の「マイナビコメディカル」に登録して転職活動をしました。
実際に、キャリアアドバイザーと面談し、求人の情報など聞いたりしました。
キャリアアドバイザーは、しっかりと事細かくヒアリングをしてくれるので、すごく安心感があります。転職先の希望条件や今後、理学療法士としてどうなっていきたいか、も細かくヒアリングをし、その人に合った求人を紹介してくれます。
面談後は、学歴や簡単な経歴をメールでやり取りし、キャリアアドバイザーが添削をしてくれます。
履歴書や職務経歴書の書き方や自分のアピールポイントもアドバイスしてくれたので、初めての転職でしたが、安心して進めることが出来ました。
さすが、転職の専門家だけあって、実際に会って話をするとキャリアアドバイザーの知識などには驚かされます。
1人で情報収集するよりも転職サイトを使った方が、圧倒的に効率よく情報収集が出来るので、安心して転職活動を進めることが出来ます。
さいごに:転職を成功させるには計画的に転職活動をしよう!
転職活動は、すごく腰が重イベントです。
ぼくも転職活動を始めるまでに時間がかかってしまいました。
それだけ、人生に関わる大事なイベントごとなので、失敗はしたくない。
失敗しないためにも、転職サイトに登録して、しっかりと情報収集をし、気持ちよく転職を成功させましょう!