こんな疑問に答えていきます。
この記事では、転職に失敗した方に記事を書いてもらうことが出来たので、体験談を書いていきたいと思います。
書いて頂けるのは、ぼくの妻(理学療法士)です。
ぼく達は、夫婦で理学療法士をやっているので、常にどんな職場がいいのか、理学療法士はどんな業界なのかを話し合って、情報交換をしています。
妻も前職は「職場環境」や「人間関係」などに不満があって転職をしました。
しかし、転職はしたはいいが、契約内容と違い、ボーナスを支払って貰っていません。
完全に転職に失敗したと嘆いていました。
ぼくも転職を経験しています。
妻が転職を失敗した原因が、あまりにも典型的だったので、これから転職を考えている方は、失敗して欲しくないので、失敗の体験談の記事を書いて貰うことにしました。
少しでも参考になれば嬉しいです。
以下、妻の体験談です。
まずは、転職をしようと決意したきっかけ
私が転職をしようと決意した理由は以下の4つです。
- 職場環境が良くない
- 理学療法士としてやりがいがない
- 残業が多い
- 人間関係が良くない
これだと、大雑把すぎるので、もう少し詳しく説明していきます。
私が勤めていたところは、お世辞にも職場環境は良いところではなかったです。
理由としては、病院全体のスタッフが少なくて理学療法士も介護の仕事を手伝ってからです。
理学療法士の仕事もしながら、コール対応やトイレ誘導、食事介助などをしていました。
介護の仕事をしながら、患者さんのリハビリもしていたので、すごく忙しくて、毎日がてんやわんや。
患者さんのリハビリに専念することが出来ないので、リハビリ経過は良くなく、リハビリが出来る期限内に目標を達成出来ないことも少なくありませんでした…
せっかくリハビリをしているのに、患者さんの希望を叶えることが出来ないくて、毎日、悔しい思いをしながら理学療法士の仕事をしていました。
リハビリ科のスタッフも少ないので、自ずと、1人あたりの仕事量は多くなり、残業は当たり前。
遅いときだと、夜の9時を回って帰宅することもありました。
こうなってからは、理学療法士としての「やりがい」を感じることがなくなってきて、毎日が灰色の景色を見ているようになりました。
それでも、担当の患者さんには迷惑をかけないように頑張ってリハビリをしてきました。
時間に追われながら仕事をしていると、ひとりひとりのスタッフも心の余裕がなくなってくるので、同僚ともギクシャク感が出てきました。リハビリ科内の雰囲気も悪くなってきたので、出勤する度に憂鬱になりました…
こういった経緯があり、自分が理学療法士としても人としても、ダメになる前に職場を変えよう!と転職の決意しました。
理学療法士が転職に失敗した4つの原因
転職を決意したは良いけど、当時勤めていた職場があまりにも嫌すぎて一刻も早く転職したかったです。
理学療法士という職業にもちょっと疲れていたので、少しの間、休職もしたかったので、何も考えずに退職してしまいました。人生の夏休みが欲しかった。
私が、転職に失敗した原因は以下の5つだと感じています。
- 転職目的を明確にしていなかった
- 知り合い(友人)だけの紹介で転職してしまった
- 転職するための情報収集を怠ってしまった
- 退職してから転職活動をしてしまった
以上、5つをメインに話していきたいと思います。
これから転職をする方のために、ひとつずつ説明していきます。
① 転職の目的を明確にしていなかった
私は、当時、勤めていた職場があまりにもずさんな環境だったので、一刻も早く転職したかったです。
そう、環境を変えたいだけで、理学療法士としての目標、展望は特にありませんでした。
私は、目標よりも、「理学療法士として働きやすい環境」を求めて転職活動をしていたので、誰しもが理学療法士として、目標を持って転職活動をしているとは思いません。
目標があった方が、転職先での仕事への取り組みやモチベーションは、多少は違ったとは思いますが、私は少なからずありませんでした。
これは言ってはいいのか分からないけど、生活するために理学療法士をやっているということです。
患者さんや利用者さんと、リハビリをするのはすごく楽しいので、理学療法士が楽しくないという訳ではありません。
転職するための「明確な目標」があると、仕事にもやりがいを感じることも出来るし、就活のときのアピールポイントになります。
② 知り合い(友人)だけの紹介で転職してしまった
次の失敗は、友人が勤務している職場に転職したことです。
就職してしまったことに、後悔はしていないが、失敗だったなと感じてしまう部分です。
一見、友人が勤務しているから、安心出来るかもしれないが、友人は一緒に働きたらいから、職場の良いところしか教えないので、良い職場なんだと思ってしまいました。
友人もボーナスを貰っていないので、被害者ではあるのですが、やっぱり内部で働いている方の情報だけではは、信憑性に欠けるなと感じた部分でもありました。
しかも、退職するにも、友人の立場もあるし、なによりこれから先も仲良くしていけるか心配で退職に踏み切れないでいます。
実際に働いてみないと分からないことが多いけど、友人が言っていることを全部を信じてしまうと失敗の原因になってしまうので、第三者の意見は必要だと感じます。
③ 転職するための情報収集を怠ってしまった
友人だけの紹介で、転職することで安心していて、自分で情報収集をすることを怠けてしまいました…
自分で出来る情報収集としては、自分でも求人サイト調べることや、求人名(病院や施設の名前)でネットで評判や口コミなどを探したりすることも怠けていました。
ネットの情報が全てではないけど、ある程度の情報収集はすべきだったと反省しています。
自分だけの情報収集に限界を感じているなら、転職サイトを上手く活用するのもありだと思います。
④ 退職してから期間を開けて転職活動をしてしまった
その他にも、理学療法士として疲れてしまったので、人生の夏休みではないが、ちょっとの期間休みが欲しかったです。
いわゆる、無職状態。
期間的には、3ヶ月程度休んでしまい、貯金を崩しながら生活をしていました。
無職でも年金や税金などの支払いもあるため、貯金がどんどん少なくなっていくことに不安になっていきました。
貯金が減っていき、生活の不安もあって、友人から紹介して貰った職場を安易に受けてしまった原因でもあります。
本来であれば、人生の夏休みなどは要らず、もしくは、休みながらでも計画的に就職活動していれば、ボーナスカットされる職場には、就職することはなかったのかもしれません。
これからもボーナスカットが続くようであれば、契約違反になるので、転職活動を再開しようと考えています。
もう転職活動で失敗したくないので、失敗から学んだことを踏まえながら転職活動の対策を書いていきます。
転職を失敗して学んだこと、理学療法士が転職を成功させる3つのポイント
- 求人先のホームページをくまなく目を通す
- 転職サイトを使う(登録した)
- 職場見学は絶対にする
上記に挙げた項目が、転職に失敗したことから学んだことであり、対策です。
求人先のホームページをくまなく目を通す
求人先のホームページには、たくさんの情報があります。
- 病院や施設がどんな理念を掲げているか
- 院長、施設長の雰囲気
- 環境の雰囲気
- どんな科目を取り扱っているのか
- リハビリ科はどんなスタッフがいるのか
上記のことが最低でも分かります。
ホームページから読み取ること感じることはたくさんあるので、実際に見学や面談をやるときに、疑問に思ったことや感じたことを質問することが出来ます。
そのほかにも病院や施設の理念に合ったこと、自分の強みを使って貢献できる!といったアピールポイントとして使うことが出来ます。
使える物はしっかりと使っていくことが転職に成功させる秘訣です。
理学療法士の転職サイトを使う(登録した)
ネットやホームページから情報を読み取ったり、または、実際に働いている方から情報を得てもどうしても足りないなと思うことがあります。
そんなときは、「転職サイト」を上手く使って情報収集をしましょう。
転職サイトのキャリアアドバイザーは、転職に成功するため情報や知識を持っています。
転職を成功させるためには、自分ひとりだけの力だけでは難しいと実感したので、転職のプロのキャリアアドバイザーの力を借りることにしました。
もう既に転職サイトに登録しているので、次の転職活動のための情報収集を始めています。
転職サイトを使うメリットは、好条件の求人を探してくれるだけでなく、履歴書や職務経歴書の書き方、面談のアドバイスもしっかりしてくれるから安心して就活が出来ます。
個人的には、「マイナビコメディカル」は大手であり、取り扱っている求人もたくさんあるので、おすすめです。
職場見学は絶対にする
十分な情報収集が出来たら、必ずやって欲しいのが「職場見学」です。
たまに情報だけ集めて満足してしまい、職場見学をしないで、すぐに面談を決めてしまう方がいるけど、それだと失敗してしまう可能性もあります。
持っている情報と実際の病院や施設を見て感じることが大事になってきます。
情報と実際の雰囲気が違うことや働いているスタッフと話してみると、自分のフィーリングに合わないこととかもあったりするので、自分の目や耳で感じることはすごく大切なことだと感じています。
職場見学は、自分のフィーリングに合うかどうか、確かめる大事な場です。
さいごに:転職は勢いと慎重さが大事
- 転職目的を明確にしていなかった
- 退職してから転職活動をしてしまった
- 知り合い(友人)の紹介で転職してしまった
- 転職するための情報収集を怠ってしまった
- 退職してから転職活動をしてしまった
以上が、私の理学療法士としての転職を失敗した体験談です。
今回、転職に失敗して学んだことは、矛盾しているかもしれないけど、「勢いと慎重さ」は大事だなと感じました。
1番の原因は1人で就職活動をしてしまったこと。
1人では情報収集することにも限界があるし、転職を成功させるために、効率よく情報収集するなら転職サイトは必須だと実感。
怠けずに情報収集出来る方が、転職を成功させていることも分かったので、これから転職を考えている方は、この記事を参考にしてくれたら嬉しいです。