こんな疑問に答えていきます。
約6年、理学療法士として働いているが、昇給した金額は6年間で約10,000円程度でした。
医療業界は、高給取りなんだろう?と思っている方もいると思いますが、正直な話、リハビリ業界の給料は低いです。
理由としては、理学療法士の需要と供給のバランスや診療報酬・介護報酬は減収の影響を受けて、年々低くなっているからです。給料が低い上に、休日も少ないし、残業は当たり前なブラック業界。
どうなっているんだ、この業界…
前職場の病院の給料や年間休日も少なかったので、介護老人保健施設へ転職し、給料と年間休日はアップしました。
この記事は、自分の職場がブラックなんじゃないか?転職したいけど、どうしたら良いのか困っている方の向けに書いています。
現職に不満があって、少しでも転職を考えている方の参考になってくれたら嬉しいです。
理学療法士・作業療法士の平均年収は低い
上記の画像は、理学療法士・作業療法士の年代別で見たグラフ。
年代が上がるごとに少しずつだけど、男性と女性との差が出てきています。
女性は子どもが生まれたりと、子育てを始める方も多くなってくるので、雇用形態が変わったりするから、その分男性と差が出てきます。
しかし、このグラフを見ても年収は大幅には上がってはいません。
理由は、グラフは、現在の診療報酬や介護報酬での給料なので、これからは少しずつ下がってきます。
極端までには、下がらないにしても上がることは、まずないです。
理学療法士の30代をモデルとした平均年収
- 平均年齢:31.5歳
- 勤続年数:5.3年
- 労働時間:162時間/月
- 超過労働:5時間/月
- 月額給与:284,000円
- 年間賞与:639,900円
- 平均年収:4,047,900円
-厚生労働省「平成27年 賃金構造基本統計調査」より引用
平均年収は、約405万円。
ちなみに、前職の年収は約350万でした。
ぼく(30代)が、約6年勤務していた病院では、昇給が1年間1,600円程度で、仮に50代まで20年勤めても、32,000円しかアップしません。
長く勤めても上記グラフに表示されている、50代の500万台には届くことはありません。
40〜50代になっても、大幅には年収が上がらないとなる、子育てや老後を考えると心配になりますよね?
介護保険や診療報酬の予算削減もあって給料は下がる一方ですし、リハビリ業界では、お金の不安は尽きないです。
余談ですが、ぼくが勤務していた病院の後輩の給料は、5,000円下がっています。
たかが5,000円と思うかもしれませんが、5,000円 × 12(月)=60,000円。計算すると、かなり大きい額になります。
しかも給料は低い上に、昇給率も低い。
これだと結婚しても1人だけの給料では子育ては難しいので、共働きは必須です。
理学療法士・作業療法士は休日も少ない
勤務先にもよるが、ぼくが勤務していた病院は休日は少なくて、年間休日107日となっており少ない…
もちろん祝日も出勤していたので、出勤しても振替えの休日はありません。
回復期に働いている方は、365日リハビリを提供しているので、休日も不定期になりがちですよね。
家族がいる方は、家族サービスなどもやりにくい環境なので、これから結婚を考えている方は、環境面はしっかりと考えていかないと、後悔することになります。
ぼくは、将来は、子供も欲しいので、給料面と休日の面をしっかりと考えて老健へ転職しました。
結果的には、年収計算で約50万アップし、年間休日も120日以上もらうことが出来ています。
転職に成功したぼくが、実際に使って良かった転職サイトを厳選してピックアップしています。
転職サイトを使うメリット・デメリットも書いてあるので、ぜひ読んでみてください。
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理学療法士が転職サイト(エージェント)を使って転職に成功!おすすめ転職サイトを紹介していく
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残業は当たり前。先に帰ると白い目で見られる
セラピストは、リハビリだけが仕事ではないので、事務作業もたくさんあります。
カルテ記入に実施計画書、カンファレンス用紙の記入などなど他にもたくさん…
時には、業務終了後にカンファレンスが開かれたりして、終わったあとに事務作業なんてことも。
これも勤務先によるけど、頻繁に、勉強会や院内研修が行っているところもあります。
もちろん自分の知識のアップデートに繋がるので、すごく良いことなんですが…
あまりにも頻度が多いと自分のプライベートを削ってしまうので、身体的にも精神的にももちません。
これらは、業務終了後に行われるので、残業代を支払われることはないです。いくら頑張っても残業代はつくことはないのです。
そんな中、残業が嫌で、定時に帰ろうものなら、残って勉強するのは当たり前的な考えの人がいるので、白い目で見られたりします。
頭の硬い人たちが、未だに残っている職場もあるので注意が必要。
リハビリ業界にもノルマはある
細かい計算は省きますが、病院のリハビリ科には「ノルマ」があります。
これは勤務地にもよると思いますが、ぼくが勤務していた病院には18単位というノルマがありました。
ノルマがある理由としては、一人分の給料が支払えるぐらいの収益が得られるから18単位と定めています。
ノルマはあるけど、病院だと患者さんの体調にも左右されたり、時期によっては入院している患者さんの数によってはノルマ達成出来ない日もあります。
幸いなことにぼくが勤務している病院では、ノルマ達成出来なくて文句を言われることはありませんでした。
しかし、各々の月の収益表を回覧されるので、収益が悪いといい気持ちはしないし、プレッシャーでした…
勤務地によっては、ノルマに厳しいところもあるので、日々の仕事はストレスが多そうです。
理学療法士が給料(年収)をアップさせるには?
- 転職をして給料アップをする
- 副業をして合計年収をアップする
ぼくの経験も踏まえて、ひとつずつ説明していきます。
転職して給料させる
単純に給料だけなら、今よりも条件の良いところに転職すれば、給料はアップします。
ぼくが、老健に転職したときは、経験も考慮して頂いたので、約50万もアップしています。
給料が大幅にアップする瞬間は、経験年数も考慮してくれる、転職の瞬間だけです。
同じ職場で長く勤めていても、昇給は高くないので、キャリアップしながら昇給を狙うのもひとつの手段。
しかし、自分ひとりで転職していると、上手く給料の交渉をすることが出来ないことが大半です。
そんなときは、転職サイトのプロのキャリアアドバイザーに力を借りることです。
ぼくは、口下手で交渉が苦手なので、転職サイト「マイナビコメディカル
結果的に、年収50万円もアップすることに成功しています。
実際にマイナビコメディカルの面談を受けてきたので、下記の記事を参考にしてみてください。
仕事量が多くて休日も少ない上に、給料も少ないと悩んでいる方は、1度、プロのキャリアアドバイザーに相談することをオススメします。
転職に成功したぼくが、実際に使って良かった転職サイトを厳選してピックアップしています。
転職サイトを使うメリット・デメリットも書いてあるので、ぜひ読んでみてください。
理学療法士が転職サイトを使って転職に成功!おすすめ転職サイト|ランキング
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副業をして合計年収をアップさせる
年収をアップさせるには、本業の他にも副業をすること。
理学療法士が出来る副業の種類は決まってしまうが、年収をアップするために副業にチャレンジしています。
理学療法士が副業で年収132万アップ!これからの時代は副業は必須?でも書きましたが、副業をするには、時間があることが必須条件です。
時間が作れない方は、自分の時間が、何に1番時間を取られているのかを見直してみましょう。
たとえば、毎日残業で帰りが遅いのであれば、残業しないように業務改善を見直して、早く帰れるように工夫をすることが大事です。
どうしても改善することが難しいなら、時間を確保するために、環境を変えてみるのもひとつの手段です。
仕事が残業ばかりで、副業がやりたくても時間が作れない方は、自分の環境を見直してみましょう。
年間休日を多くするには?
年間休日だけは、交渉しても増やすことは難しいので、年間休日が多い求人を選びましょう。
祝日が休みではなくても、代休として休みを取りやすくしている病院や施設、訪問リハビリはあります。
給料も大事ですが、生活する上では休日も大事なので、しっかりと聞いて確かめましょう。
さいごに:いつまでブラック企業で消耗しているの?
ここまで読んだ方は、自分の置かれれいる環境に不満があり、どうしようか悩んでいる方だと思います。
自分の身の回りに相談出来る方がいなくて、転職するかどうかも悩んでいる方は、転職サイトのプロのキャリアアドバイザーに相談するのがオススメ。
実際に、マイナビコメディカルのプロのキャリアアドバイザーに面談してもらい、自分の強みや何に悩んでいるのか、転職するタイミングなども知ることが出来ました。
1人で悩んでいては、時間だけが過ぎてしまい、気づけないことがたくさんあるので、1人では悩まないでください。
転職に成功したぼくが、実際に使って良かった転職サイトを厳選してピックアップしています。
転職サイトを使うメリット・デメリットも書いてあるので、ぜひ読んでみてください。