理学療法士・作業療法士の将来の給料面は、お先真っ暗です。
理由は、診療報酬や介護報酬はマイナス改定が多く、給料アップされにくくなっているからです。
ひと昔だと、月に80万、時給5,000円以上という時代もありましたが、現在は手取り20万あれば良い方…
といっても、給料は職場によって違うので高い給料を貰いたいならしっかりとリサーチをして、職場を選ばないといけません。
実際に、ぼくも給料アップ目的で転職をし、年間50万アップに成功しています。
この記事では、理学療法士のこらからの将来性や働き方について書いていきます。
現在の理学療法士はの将来性は?
給料は就職先によって決まる
正直なところ、給料は就職先にで決まるので職場はしっかりと選びましょう。
給料面だけを見れば、自分次第でアップすることが出来ます。
民間病院
- 給料:高め~平均的(420~380万)
- 昇給:低い(500~2,000円)
- 休日:少なめ(107日~120日)
- 退職金:少ない
民間病院には、クリニックなども含まれています。
ぼくの体験や知り合いの体験からですが、給料は高めに設定されていることが多いです。
しかし、昇給率は低く長く勤めても給料は大きく上がることはないし、退職金も公的病院と比較しても少ないです。(1年目の昇給は500円でした)
ちなみに、個人病院に5年働いてましたが、退職金は10万もありませんでした。
年間休日も107日に不利益変更されているし、個人病院は理事長次第では、好き勝手される可能性が高い職場です。
公的病病院
- 給料:普通~低め(400~360万)
- 昇給:普通~高め(5,000~8,000円)
- 休日:多い(120日~)
- 退職金:多い
公的病院は、民間病院に比べて月の給料は低いが、昇給率は高めに設定されているので、長い目で見れば公的病院はいいかもしれない。
その他にも、休日も祝祭日は休みで、退職金も民間病院よりも多いので、家族持ちの方は働きやすき職場です。
介護老人保健施設
- 給料:普通~低め(400~360)
- 昇給:普通~高め(2,000~5,000円)
- 休日:多い(107~120日)
- 退職金:普通
介護老人保健施設も民間病院と同様に、個人で経営しているところが多いので、給料は高いが、昇給率は低いところも多い印象です。
年間休日もまちまちなので、給料か休みかの選択をされて迫られるかもしれません。
訪問リハビリ
- 給料:普通~低め(380~500万)
- 昇給:普通~高め(5,000~8,000円)
- 休日:多い(117日~125日)
- 退職金:普通
訪問リハビリの方は、介護報酬の中でも給料は高く、年間休日も多い事業所が多いのが特徴的です。
しかし、民間の事業所が多いので、経営が不安定な、ところもあるのでしかっりと調べる必要があります。
このように、職場によって給料は違うので、自分が求める条件によっても給料は変わってきます。
しかし、診療報酬や介護報酬は改定の度に、マイナスになっているので、給料は高くならないことも頭に入れておかないといけません。
今後は、セラピストとの需要と供給のバランスが崩れると言われており、こういった時代背景も考えると、給料は上がりにくい状況でもあります。
とはいえ、自分が興味ある分野でも給料が高い求人を見つけることが出来るので、効率良く探したいなら転職サイトはおすすめです。
下記の記事では、実際に使って良かった転職サイトを紹介しています。転職を考えている方の参考になります。
認定・専門理学療法士の資格を取る
理学療法士協会が推奨している、認定・専門理学療法士を取得することで、他のセラピストと差別化することが出来ます。
差別化することが出来ても現在の制度では、給料に関わることが出来ない資格でもあります。そう、給料は上がりません。
今後、増えてくるセラピストが増えてくるので、もしかしたら、上位資格として扱われて給料アップに繋がる可能性もあります。
これは、理学療法士協会に期待したいところ。
理学療法士・作業療法士のこれからの働き方
給料を取るかやり甲斐をとるか
セラピストのこれからの働き方は、給料は低いがやり甲斐をとるかの2択になると感じています。
すでに、セラピストは安い給料で雇われており、自分のやり甲斐のみで仕事をしている方は多いと思う。
給料を上げるためには、診療報酬や介護報酬などが関わってくるので、1人で動いてもどうにもなりません。
現状どうにもすることが出来ないし、理学療法士・作業療法士の資格しかないので、八方塞がりになってしまい、「やり甲斐」にすがってしまうパターン。
もうひとつは、給料はそれなりに高いが、やり甲斐が薄い分野で働くしかないパターン。
どっちを取るかは自分の生活や働き方に変わってくるので、よく考えて選んで欲しい。
診療報酬や介護保険制度だけで働いていたら将来性は闇
給料が低いというのは、診療報酬や介護報酬制度内で働いているセラピストです。
自分のスキルやコミュニケーションに自身があるなら、開業をすることで雇われPT・OTより給料はアップします。
医師の指示の下でしか、理学療法士・作業療法士を名乗ることが出来ないが、名乗らなければ開業をすることが出来ます。
開業出来る種類(一部)
- 整体
- リラクゼーション
- ボディコンディショニング
- インスソール
- セミナー主催会社
上記に挙げた項目などで開業することが出来るので、自分のスキル次第で、給料はどんどんアップすることが出来ます。
その他にも学校の教員になる道もあるので、大学院などを卒業している方は、そうでない方も何年か臨床経験を積んでいる方は、教員になれます。
ちなみに教員の年収の相場は500〜600万程度です。
理学療法士の資格を持ちながら副業などをする
おすすめしたいのは、働き方改革で、副業を解禁している会社も増えているので、本業をしながら副業で収入をアップしていくという戦略です。
個人的には、本業をしながら副業をして収入をアップさせていく戦略の方がうまくいくと感じています。(副業で100万円も収入が増えました)
理由は、開業しても倒産するリスクはどうしても付いてくるので、雇われながら副業に挑戦する方が、リスクは少ないと感じています。
実際に副業に取り組んでいますが、自分の時間が減るだけで、特にマイナスになることはありません。ダメだなと思ったら、自分の時間を削るだけのリスクで辞めることが出来ます。
ぼくが副業に取り組んでいる記事は「理学療法士が副業で年収132万アップ!これからの時代は副業は必須? 」で詳しく書いてあるので、気になる方は読んでみてください。
さいごに:働きやすい職場を選ぶことが大事
今後は、理学療法士・作業療法士だけの給料だけでは、厳しくなってくる可能性は高いです。
消費税なども上がるし、少子高齢化で年金なども不安です。
となれば、給料をアップするには、副業をして給料をアップするか、転職をして給料をアップするしかありません。
ぼくは、副業がしやすい職場に転職し、年収もアップし、理学療法士としても楽しく仕事が出来ています。
行動することで見えてくるものがたくさんあるので、悩んでいるなら行動してみてくださいね。
下記の記事では、実際に使って良かった転職サイトを紹介しています。転職を考えている方は、読んで参考にしてくださいね。