ぼくは、学生時代に留年と浪人を経験しています。
国家試験は、勉強不足で惨敗だったけど、1年という国試浪人の時間を有効活用して、国家試験に合格することが出来ました。
国試浪人生の合格率は、50%以下になる中でも、時間の使い方さえ間違えなければ、合格することは出来ます。
逆に落ちてしまう方は、時間の使い方が下手だからだと実感しました。
この記事では、ぼくが浪人中に意識してきたことや、向き合ってきたことを書いていきます。
少しでも国試浪人している方の手助けになれば、嬉しいです。
理学療法士の国試浪人の合格率はグッと下がる
出典: http://masamijk.net/setume.html
まずは、国試浪人している方の合格率を気を引き締めるために、目を通して欲しい。
赤枠に注意して見てみると、新卒者より既卒者(国試浪人)の合格率はすごく低いことが分かります。
このデータを見るだけでも、浪人生がいかに現役生より、強い気持ちをもって、時間を上手く使って勉強していかないといけないかが分かると思います。
当時浪人中に、50%以下になっているデータを見て愕然としたけど、すぐに1年間のスケジュール表を作って勉強に取り組みました。
理学療法士の国試浪人生は時間があるようでない
国試浪人生を経験してみて分かったことは、学生のときより、時間があるようでないです。
理由は、勉強のスケジュール設定から模擬試験や国試の申し込みなども自分1人でやらないといけないからです。
学生なら学校の先生が全てやってくれていたので、勉強に専念することが出来ました。
その他にも、国試浪人生のだいたいの方は、働きながら勉強していこうと考えている方が大半なので、余計に時間がありません。
そこで大事になってくるのが、勉強のスケジュールを立てること。
仕事をしながらだと、限られた時間しかないので、勉強時間を確保することが大事になってきます。
学生と違って勉強する時間が強制的に設けられている訳ではないので、自分で確保するしかありません。
「明日勉強すればいいやー」と思いながら、後回しにしていると、あっという間に国試の日になってしまい後悔してしまいます。
国試浪人生が時間を有効に使うための4つの選択肢
時間があるからといって、気長に構えてたら、国試に合格することは出来ません。
国試浪人生が時間を有効に使うためには、4つの選択肢があります。
- 勉強だけに専念する
- 仕事(バイト)しながら勉強する
- 予備校に行く
- 学校に面倒をみてもらう
この4つをひとつずつ説明していきます。
①.勉強だけに専念する
メリット
- 勉強に専念することが出来きる
デメリット
- 両親に経済的負担がかかる
- 社会と繋がりがなくなる
- 勉強だけだからメリハリがなくなる
- 自分でスケジュール管理をしないといけない
この場合は、実家暮らしをしている方が、選択しやすいです。
ひとり暮らしをしていても、仕送りをしてくれる家庭環境が整っている方は選択できると思う。
経済的に余裕のある方が、勉強だけに専念することが出来ます。
デメリットとしては、社会的繋がりがなくなってしまうので、いざ、社会に出たときに、社会人としてのコミュニケーションが取りにくくなってしまう可能性もあります。
とはいえ、両親におんぶにだっこになってしまうが、金銭的に許されるのなら、勉強に集中出来る環境の方が良いでしょう。
②.仕事(バイト)しながら勉強をする
メリット
- 仕事と勉強のメリハリが付けられる
- 時間の使い方が上手くなる
デメリット
- 自分でスケジュール管理をしないといけない
- 仕事によっては勉強の時間が取りにくい
ぼくは、一人暮らしだったので、バイトをしながら勉強をしていました。
バイトはリハビリ助手だったので、臨床を見ながら勉強することが出来たので、すごく助かりました。
リハビリ助手のメリットは、自分で勉強して臨床で照らし合わせる作業が出来るので、記憶に残りやすかった。
リハビリ助手の仕事に限らず、仕事をしながら勉強するメリットは、社会と繋がることが出来る、仕事と勉強のメリハリが付けられることです。
勉強だけに専念すると、メリハリが付けられず、ダラダラしてしまう可能性もあるので、仕事しながらの方が時間の使い方が上手くなります。
③.予備校に通う
メリット
- 勉強のスケジュール管理をしてくれる
- 分析された国試の資料が貰える
- 国試浪人生の仲間がいるからモチベーションが維持出来る
デメリット
- 予備校の費用がかかる
- 浪人生同士だから周りに流される可能性がある
予備校は、費用がかかってしまうが、自分で勉強のスケジュールを立てるのが難しい方にオススメ。
もらえる資料も、国試を分析されて作られているから時間を有効活用できるのもメリット。
しかし、費用も決して安くないので、十分に検討する必要があります。
④.学校に面倒を見てもらう
メリット
- 勉強のスケジュール管理をしてくれるかも
- 学校側が模試から国試の申し込みまでしてくれる
デメリット
- 設備使用料がかかってしまう可能性がある
面倒を見てもらえるかどうかは、在学していた学校に方針があると思うので、学校に問い合わせして確認するしかないです。
ぼくが、在学していたところは、施設利用料は発生せずに、自由に使うことが出来ました。
たまに、学校の先生と情報交換しながら行くぐらいだったので、使用頻度は低かったです。
国家試験までの勉強のスケジュール表を作る
なにもやらずに勉強に専念するにも、仕事(勉強)をしながら勉強を進めていくにしても、国試までのスケジュール表は作りましょう。
スケジュール表を作るだけでも、勉強に対するモチベーションの保ち方も全然違います。
たとえば、下記の表みたいな感じで、予定を組んでみます。
基本的には、「解剖学」、「生理学」、「運動学」の御三家がメインです。
この御三家をどう攻略するかで、応用問題も解くことが出来るようになるし、取れる点数がグッとアップします。
さいごに:時間管理をしっかりして国試に合格しよう!
国試浪人の1年は、時間の使い方が大切になってきます。
ぼくは、勉強のスケジュール管理をしっかりとしたから、国試に合格出来たと実感しています。
勉強するときはする!遊ぶときは遊ぶ!
メリハリつけて勉強することが出来るので、時間管理も上手くなります。
1人で勉強しようと考えているけど、不安がある方、質問や悩みの相談などは、「理学療法士・作業療法士の国試浪人生のためのお悩み相談室」から受付けしていますので、気軽に連絡ください。
\悩みを解決して気持ちよく勉強しよう/